ソファなどのインテリア素材としても人気!?ファブリックに関する豆意識をご紹介
ファブリックはインテリアの中では比較的多く利用される素材ですが、汚れやすいと感じている人も少なくありません。そのほとんどは適切な手入れを行う方法を理解していないことによるものであり、また素材のメリットを十分に知らないところから来ている場合が多いものです。
ファブリックは適切な手入れを行うことで本来の素材の性質を長く保つことができ、また美しさも維持することができるものです。その効果を長持ちさせることが、良い状態を保つポイントとなります。
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ソファなどのインテリア素材としても人気!?ファブリックに関する豆意識をご紹介
- ファブリックのお手入れ方法①:普段はコロコロなどで埃や細かなゴミを取り除く
- ファブリックのお手入れ方法②:布地のブラッシングで小さなゴミを軽くかき出す
- ファブリックのお手入れ方法③:ブラシのアタッチメントを装着して掃除機で吸い取る
- ファブリックの汚れやシミはタオルを利用してお手入れ
- 防汚・撥水加工など機能付きファブリックのメリット(2024/4/16)
- ファブリックソファは座る位置を毎回変えて経年劣化の進行を遅らせるのが長持ちのコツ(2024/4/16)
- 種類ごとのファブリック素材の特徴①:合成繊維のポリエステル(2024/4/16)
- 種類ごとのファブリック素材の特徴②:天然素材のコットン(2024/4/16)
- 種類ごとのファブリック素材の特徴③:天然素材のリネン(2024/4/16)
ファブリックのお手入れ方法①:普段はコロコロなどで埃や細かなゴミを取り除く
ファブリックは埃が付着しやすく、繊維に細かなゴミが入り込みやすいのが、気になるところではないでしょうか。ファブリックを綺麗な状態に保つには、普段のお手入れがポイントになります。掃除機だと埃・ゴミと共に繊維を吸い込み、ファブリックを傷める恐れがあるので注意です。
何もお手入れをしないわけにもいかず、ブラッシングで掻き出すには限界があります。そんな悩みの答えになるのが、コロコロなどを使うこまめなゴミの取り除き。ガムテープでは取り除けないゴミも取り除ける、適度な粘着力が魅力です。大抵の埃や細かなゴミは、粘着で捕らえて逃すことがないです。ファブリックのお手入れに普段からコロコロを使えば、掃除機を使う機会が少なく済みます。
ファブリックに使うものは、洋服用など生地を傷めにくいタイプが最適です。こまめにお手入れする習慣化で、大切なファブリックを綺麗に、埃もゴミも気にならない状態に保てるのではないでしょうか。
ファブリックのお手入れ方法②:布地のブラッシングで小さなゴミを軽くかき出す
ファブリック素材は布製で、日ごろのお手入れをしっかり行うことで長期間きれいな状態を維持させることができます。
特にソファーに使用されているファブリックは、オールシーズンの中で快適に過ごすことができる肌触りの良い布地を採用しているのが特徴です。夏場は汗でべとつかない、冬は触れた瞬間冷たさを感じないなどです。
基本的に布地は吸湿性が高い素材などからも、飲み物をこぼしてしまったときや人の汗、皮脂汚れなどがファブリックに付着することになります。汚れたときはタオルでお手入れをするなど、直ぐ対応すれば問題はないといわれてますが、小さなゴミなどが付着してるときそれをどのようにお手入れをするのが良いのか、分からない人も多いのではないでしょうか。一般的には100円ショップなどでも購入可能なコロコロを使えば良いのですが、これでは取ることができない布の目詰まったものはブラッシングで対処すると良いです。
布地をよく見ると織り目があるので、目に沿うよう布地に入り込んだ小さなゴミなどを軽くブラッシングして取り除きます。
ファブリックのお手入れ方法③:ブラシのアタッチメントを装着して掃除機で吸い取る
ファブリック生地のソファや椅子に付着した小さなゴミや埃は、粘着式クリーナーを利用すれば簡単に掃除ができます。粘着式クリーナーは、髪毛や表面に付着しているゴミを粘着シートにくっつけてお掃除できる便利グッズで、急な来客があるときや深夜など掃除機が使用できない時間帯など、あると便利なアイテムといえましょう。
ファブリック生地のソファには一見目立たないけれども、布地の表面にはゴミが付いていることもあるので、このような便利グッズを用意しておくことをおすすめします。
また、このようなアイテムでも取ることができない場合は織り目に沿ってブラシでこすることで取り除けますし、掃除機を使うときには吸い込み口にブラシのアタッチメントを装着すればファブリックにダメージを与えることなくお掃除できるので便利です。
このとき、クッションを軽く叩きながら埃やゴミを浮かせるのがポイント、このやり方はブラシではらって掃除機で吸い込むより効果的です。
ファブリックの汚れやシミはタオルを利用してお手入れ
ファブリックは吸湿性が高い素材で、飲み物をこぼしてしまったときはぬるま湯に浸したタオルを固く絞り、布の目に沿うよう拭き取りましょう。
飲み物がジュースなどの場合、糖分が含まれていてべとつくこともありますが汚れがひどいときと同じくぬるま湯を入れたバケツに中性洗剤を数滴入れて、それを使い拭き取るとべとつきも少なくなります。なお、ファブリックのお手入れで利用するタオルはなるべく目の細かいものを使い、その中でもマイクロファイバーがおすすめです。
濡れタオルなどで拭き取った後は、乾いたタオルを使って水分や洗剤などを取り除きます。水分が残ったままにしておくと、梅雨のシーズンなどではカビの発生もありますので、確実に水分を取り除くことが大切です。
ちなみに、ファブリックカバーやクッション材、木フレームや金物など、基本的に家具類は水気に強くないため濡れたときはしっかりと水気を取り除いて自然乾燥させます。湿ったままで座るなど摩擦を加えてしまうと布地にダメージを与えたり、クッションにもカビが生えるため注意が大切です。
防汚・撥水加工など機能付きファブリックのメリット
ファブリック製品を選ぶ場合は、汚れの付着やゴミの入り込み、お手入れ方法が気になるものではないでしょうか。ファブリックにはゴミが付着しやすく、油汚れが浸透すると取り除くのが難しい性質があります。繊維ゴミは粘着テープで取り除けますが、スナック菓子など油分を含むくずが付着すると大変です。叩いてゴミを表面に浮かび上がらせる、掃除機で吸い取る、洗剤と水拭きで拭き取るといった手間が必要になります。そんな悩みを解消するのが機能付きファブリック。防汚・撥水加工などが汚れを防ぎ、付着しても落としやすいのがメリットです。油分が気になる食べ物のクズも、防汚・撥水加工が汚れを防いでくれます。液体も弾いて付着を防ぐので、ファブリックに染み込みシミを作る心配がないです。弾かれた液体を拭き取るだけで、お手入れを終わらせることができます。汚れが気になるファブリックを選ぶなら、防汚・撥水など機能付きでメリットのある製品を選ぶと、お手入れしやすく安心ではないでしょうか。
ファブリックソファは座る位置を毎回変えて経年劣化の進行を遅らせるのが長持ちのコツ
ファブリックソファは快適なくつろぎの場所であり、家庭の中で頻繁に使用される家具の一つです。しかし長い間使っていると、座面やクッションに経年劣化が現れ、見た目や快適さに影響を及ぼすことがあります。そこでファブリックソファを長持ちさせるためのコツとして、座る位置を毎回変えることが挙げられます。 まずなぜ座る位置を変えることが大切なのか考えてみましょう。ファブリックソファは特定の場所に長時間座り続けることで、その部分のクッションや生地に圧力がかかり、経年劣化が進行します。座る位置を頻繁に変えることで、この圧力を均等に分散させることができ、特定の部分が早く劣化するのを防ぎます。 座る位置を変えることによって、ファブリックソファ全体の均等な使用を促進することができます。これにより、全体的な劣化が遅くなり、ソファの寿命を延ばすことができます。さらにファブリックの色あせや汚れも均等に分散され、美観を保つのに役立ちます。 ソファのクッションや座面を定期的にひっくり返すことも忘れないようにしましょう。これによって同じ部分にかかる圧力を均等に分散させることができ、クッションの劣化を遅らせることができます。 ファブリックソファを清潔に保つことも長持ちのために重要です。定期的な掃除やファブリックのお手入れを怠らないようにしましょう。汚れやシミが広がるのを防ぎ、美しい状態を保つのに役立ちます。 ファブリックソファは家庭でのくつろぎの場所として重要な役割を果たします。その長寿命を保つために、座る位置をかえることや定期的なお手入れが欠かせません。これらのコツを実践することで、お気に入りのソファを長く愛用できるでしょう。
種類ごとのファブリック素材の特徴①:合成繊維のポリエステル
ポリエステルは合成繊維の中でも非常に人気のあるファブリック素材であり、その特徴はさまざまです。このファブリック素材は、様々な用途に適しており、その特性はその多様性に反映されています。 ポリエステルは耐久性に優れています。この素材は、摩擦や引っ張りに対して非常に強いため、洗濯や日常の使用に耐えることができます。ポリエステルはシワになりにくく、縮みにくいという特性も持っています。これは衣服や寝具など、長期間にわたって使用するアイテムにとって非常に重要な特徴です。ポリエステルは速乾性に優れているため湿気や汗を素早く吸収し、速く乾かすことができます。これはスポーツウェアや水着、ビーチタオルなどのアイテムに適します。ポリエステルは軽量であり、着心地が良いため、アクティブなライフスタイルに適しています。一方でポリエステルは通気性が低いため、通気性が求められる場合には他の素材よりも不利です。特に暑い環境での使用には適していません。また、ポリエステルは静電気を帯びやすく、毛玉ができやすいという欠点もあります。しかし、これらの問題は洗濯や取り扱いに注意を払えば軽減できます。 ポリエステルは多くの色や柄に染めやすく耐色性が高いため、鮮やかな色合いやデザインが可能です。ポリエステルは比較的低コストで生産できるため、手頃な価格で多くの製品が提供されています。ポリエステルは耐久性、速乾性、耐色性などの優れた特性を持ち、多くの用途に適しています。しかし通気性や静電気の発生に注意が必要です。そのため、使用目的に合わせて適切な素材を選択することが大切です。
種類ごとのファブリック素材の特徴②:天然素材のコットン
様々な種類があるファブリック素材の中でも、コットンは自然の中にある天然素材の一つです。化学繊維と比べて繊維がとがっていないため、柔らかくふんわりとした肌ざわりが特徴です。 コットンの繊維は保温性に優れており、熱が伝わりにくいのと同時に熱を逃さない性質があります。そのため乾燥する秋冬などの季節でも、肌にあたる滑らかな感触を維持することができます。 ファブリック素材としては、吸水性・通気性にも優れているため、冬場だけでなく夏場でも快適な肌ざわりを保てるメリットがあります。コットンは内外での温度の差があると、内側の水分を吸収して外側へと発散します。その時に熱が奪われて涼しい感触が残り、べたつきを防ぐことが可能です。 このようにコットンは保温性の高さから寒い季節にも冷たさを軽減し、暑い時期は吸水性・通気性によって快適な感触を保ちます。肌着などの素材に用いられているように、季節を問わず年間を通して活躍できる素材です。
種類ごとのファブリック素材の特徴③:天然素材のリネン
ファブリックに使われる素材の1つにリネンが挙げられます。天然素材で麻という植物から作られた生地です。様々な魅力やメリットがあることから、多くのファブリックに使用されています。魅力として挙げられるのが吸水性や通気性の高さです。 吸水性は綿の4倍あると言われており、汗をかいてもべたつきが少ないという特徴があります。繊維の中が空洞になっていて、空気が通りやす構造になっていることから通気性も抜群です。このような特徴から夏のファブリックにピッタリな素材と言えます。 この他に丈夫で長持ちしやすい、汚れがつきにくい点も魅力です。水に塗れるたびに強度が増すリネンは、羊毛では4倍、コットンの2倍の強度になるとされています。繰り返し洗濯しても毛羽たちも少なく、長く愛用することができるでしょう。繊維に含まれるペクチンという成分が、天然のコーディングとなり汚れがつきにくいです。最初は少しごわつきを感じるかもしれませんが、使い続けることで肌馴染みも良くなります。